生活文化分科会 第2回視察研修

8 years ago

生活文化分科会では、7月14~15日にかけて、歴史的・文化的な景観づくりに取組んでいる先進地を視察し、調査研究を行いました。
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○ 長野県南木曽町
(1)妻籠宿保存事業(重要伝統的建造物群保存地区)
昭和21年10月、全国で戦後最初の公民館が妻籠にでき、戦前から疎開してきた文化人との交流が、妻籠宿の文化的価値に目を向ける素地を育んだという。そうした住民活動の中から、昭和39年、妻籠宿場資料収集活動が始まった。保存事業は、長野県明治100周年事業(昭和43年~45年度)で本格化した。わが国の町並み保存の先駆け的存在であり、学ぶべきことが多い。
(2)保存に関する制度
・「妻籠宿保存条例」昭和48年8月1日制定  全国初の条例。
  宿場景観、在郷景観、自然景観の三つの柱で、規則や手続きを定めている。
・「重要伝統的建造物群保存地区」昭和50年7月1日指定、文化財保護法の改正(文化庁)
・「妻籠宿保存地区保存条例」昭和51年4月1日公布
  保存計画(保存地区の範囲や対象)、保存のための規則や手続きを定める。
  固定資産税の特例措置  伝統的建造物の免除、地区内の家屋20%減免

○ 岐阜県中津川市
(1)平成の合併
平成17年2月1日、全国唯一の越境合併、即ち、長野県木曽郡山口村を含めた7町村との合併により、新しい中津川市が誕生した。
(2)景観計画
 合併により、中山道宿場町が3箇所となった。特に、旧山口村の馬籠宿は、島崎藤村の出身地であり、妻籠宿と並んで一大観光地である。合併を機に、この中山道宿場町「馬籠」「落合」「中津川」の3箇所を軸に、南北に走る飛騨街道、山々の豊かな森林、木曽川を始め多くの清流、田園・・・など、多くの文化的、自然景観がある。中津川らしい景観をより良くしていくために、景観形成の計画を策定した。
(3)中津川市景観計画
中津川市景観計画平成19年7月制定。景観法(平成16年6月18日法律大10号)に基づく。
3つの景観計画区域
 ア 景観計画区域  市域全域。山並み、清流、田園。
 イ 中山道沿線景観区域 中山道に面する区域、宿と宿をつなぐ区域
 ウ 景観計画重点区域  本町中山道地区、落合中山道地区、馬籠中山道地区


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